月別アーカイブ: 2013年12月

「『人間と物質』展再展示計画」

基礎芸術が進める「再展示ドットコム」(既発表の展覧会・作品の再展示を探るウェブサイト)プロジェクトの進行状況報告を行い、「再展示」計画の可能性を話し合います。中心となる議題には、現在同プロジェクトのアンケートで圧倒的1位を獲得している「第10回日本国際美術展 人間と物質」展(1970年)を取り上げます。前半では主に「人間と物質」展出品者の方々のお話を伺い、後半では同展の研究者を中心に、「人間と物質」展を再展示すると仮定した場合の可能性/不可能性をもとに、再展示という問題を考えます。

[募集]
「人間と物質」展に関わった方/見た方はこちら(基礎芸術:contact@kisogei.org)までご連絡ください。(@を半角にして、お使いください)

出演:田中信太郎(美術家)、河口龍夫(美術家)、堀川紀夫(美術家)、大村益三(美術家)、渡部葉子(慶應義塾大学アート・センター教授、キュレーター)、上崎千(慶應義塾大学アート・センター所員/アーカイヴ担当)、土屋誠一(美術批評家、沖縄県立芸術大学講師)、西川美穂子(東京都現代美術館学芸員)、基礎芸術 Contemporary Art Think-tank(成相肇、粟田大輔ほか)

日時:2013年12月28日(土)18:00-22:00(開場17:30)
前半18:00-19:50 / 後半20:10-22:00
会場:森美術館展示室内(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53F)
入場無料(「六本木クロッシング」の展覧会チケットが必要)

企画:基礎芸術 Contemporary Art Think-tank

*『六本木クロッシング2013:アウト・オブ・ダウト』-「ディスカーシブ・プラットホーム」にてCAMPよりの依頼で開催。
http://www.mori.art.museum/contents/roppongix2013/event.html#dp_11

「超高層ビル超使用プラン」

六本木ヒルズ森タワー(東京)をはじめ、エンパイアステートビル(ニューヨーク)、ワールドトレードセンター(ニューヨーク)、台北101(台北)、ブルジュ・ハリファ(ドバイ)などの超高層ビルの「超使用プラン」立案を複数人に依頼します。当日は、立案者からそれぞれのプラン発表とプラン集を配布します。

出演:池上高志(複雑系科学/東京大学教授)、伊藤亜紗(美学)、岸井大輔(劇作家)、白川昌生(アーティスト)、基礎芸術 Contemporary Art Think-tank(井上文雄、齋木克裕、田中功起、橋本聡ほか)
日時:2013年12月28日(土)13:00-17:00(開場12:30)
会場:森美術館展示室内ほか(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53F)
入場無料(「六本木クロッシング」の展覧会チケットが必要)

企画:基礎芸術 Contemporary Art Think-tank

*『六本木クロッシング2013:アウト・オブ・ダウト』-「ディスカーシブ・プラットホーム」にてCAMPよりの依頼で開催。
http://www.mori.art.museum/contents/roppongix2013/event.html#dp_11

池上高志|Takashi Ikegami
1961年長野県生まれ。小中高と名古屋で過ごし、1984年東京大学理学部物理学科卒業。1989年同学大学院理学系研究科博士課程修了。現在は東京大学大学院総合文化研究科 広域科学専攻 広域システム科学系教授として教鞭を執る傍ら、複雑系科学研究者として、アートとサイエンスの領域を繋ぐ活動も精力的に行う。音楽家、渋谷慶一郎とのプロジェクト「第三項音楽」や、写真家、新津保建秀とのプロジェクト「MTM」など、その活動は多岐にわたる。著書:『生命のサンドウィッチ理論』(講談社、2012)、『動きが生命をつくる―生命と意識への構成論的アプローチ』(青土社2007)、共著:『複雑系の進化的シナリオ』(朝倉書店、1998)『ゲーム―駆け引きの世界 (東京大学公開講座)』(東京大学出版会、1999)、共訳書:Andy Clark著『現れる存在』(NTT出版、2012)など。

伊藤亜紗|Asa Ito
東京工業大学リベラルアーツセンター准教授。専門は美学。言葉やイメージと、それを受け取る身体の関係に関心がある。研究の傍ら、『わたしは真鈴』等の小説を書いたり、小林耕平の作品『タ・イ・ム・マ・シ・ン』『殺・人・兵・器』『ゾ・ン・ビ・タ・ウ・ン』に参加したりしている。著書に『ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖』(水声社、2013年)。論文に「身体を運動させる空間――トリシャ・ブラウンのダンスとドローイング」(『舞踊学』31号、2008年)「『関係性の美学』の演劇的性格」(『美学芸術学研究』30号、2010年)など。

岸井大輔|Daisuke Kishii
1970年生。1995年より、他ジャンルで追求された創作方法による形式化が演劇でも可能かを問う作品を制作している。代表作として、記憶の再生が演技を生み出す事そのものを演劇と見なすプロジェクト『記憶の再生』、判断を全てサイコロに委ねる演劇『P』、人間集団として、「まち」を捉え、まちが表現する状況を設定する作品群『POTALIVE』、人間集団へ出入りする場を演劇として提示するシリーズ『LOBBY』、集団が良い劇を創作する方法の一つを形式化したワークショップのシリーズ『作品を創る/演劇を創る』、日本集団を日本語を通して捉えるプロジェクト『文(かきことば)』などがある。2009年から2012年には、東京における公共を考えるために、ハンナアーレントの『人間の条件』を戯曲と見なし都内で上演するプロジェクト『東京の条件』実施。会議体/準備室などの諸プロジェクトを通し、人間集団を創る作品を手掛ける。2013年上演を『人間集団を美的に捉えそれに立ち会うこと』と定義した。http://www.kishiidaisuke.com/

白川昌生|Yoshio Shirakawa
1948年北九州市戸畑生まれ。哲学を学ぼうと渡仏するが挫折。美術大学に移り、デュッセルドルフ芸術アカデミーにて美術を学ぶ。滞在中、各地でパフォーマンスを行ったり、「日本のダダ1920-1970」展を企画したりする。1983年帰国し、群馬で美術を教えながら、立体、絵画、パフォーマンスなどの作品を制作。地域性を重視し、1993年「場所・群馬」設立。2002年北九州ビエンナーレでの「アートと経済の恋愛学」(北九州市立美術館)、2007年「フイールドキャラバン計画」(群馬県立近代美術館)、2011年「駅家の木馬祭り」(前橋市美術館準備室)など、国内外でのアート活動がある。主な著書に(以下、いずれも水声社)『日本のダダ1920-1970』(1988・2005)、『美術、市場、地域通貨をめぐって』(2001)、『美術、マイノリテイー、実践』(2005)、『美術、記憶、生』(2007)、『フィールドキャラバン計画へ白川昌生2000-2007』(2007)、『美術館、動物園、精神科施設』(2010)、『西洋美術史を解体する』(2011)など。